バイナリーオプションのマーチンゲール手法を検証しました【凍結可能性:大!?】

バイナリーオプション

バイナリ―オプションのマーチンゲール手法を解説

どうもこんにちは。ショウです。

バイナリ―オプションに取り組んでいると、「マーチンゲール手法を使えば、バイナリーオプションでも必勝法なのでは?」と思うことがあります。

また、バイナリーオプション投資でマーチンゲールを推奨しているブログやツールを見かけることもあります。

バイナリ―オプションのマーチンゲールは危険です。

しかし、バイナリーオプションでマーチンゲール手法を使うと、一気に大きな資金を失うことにもなりかねないので、危険です。

というワケで、このページでは「バイナリーオプションのマーチンゲール手法」「その危険性」を解説します。

 

バイナリーオプションのマーチンゲール手法を検証しました【解説動画】

動画解説はこちら

 

バイナリ―オプションのマーチンゲール手法とは?

そもそも、バイナリーオプションのマーチンゲール手法というのは何かというと、こんな感じです。

バイナリ―オプションのマーチンゲール手法とは?

賭けに負けたら、次は掛け金を2倍にして、負けた金額を取り返す!

もう一度負けたら、さらに掛け金を2倍にする…、負けたらさらにさらに掛け金を2倍にする…。

それを勝てるまで繰り返す…。

というやり方です。

 

もともとは、ギャンブルで使われていた手法です。

マーチンゲール手法は歴史が古く、やり方もシンプルでわかりやすい手法であるため、特にブラックジャック・バカラ・ルーレットなどの配当金2倍のギャンブルで多く利用されている手法となります。

南フランスのマーティギュー地方出身者が好んで使っていたギャンブルの手法を「マーティギューシステム」と呼んでおり、のちに「マーチンゲール法」となった。

 

たとえば、配当金2倍のルーレットゲームでマーチンゲールを利用した場合…、

例)配当金2倍のルーレットでマーチンゲール手法

掛け額 負けた場合の
損失合計
勝った場合の
利益
損益の合計
1回目 1万円 -1万円 1万円 1万円
2回目 2万円 -3万円 2万円 1万円
3回目 4万円 -7万円 4万円 1万円
4回目 8万円 -15万円 8万円 1万円
5回目 16万円 -31万円 16万円 1万円
6回目 32万円 -63万円 32万円 1万円
7回目 64万円 -127万円 64万円 1万円
8回目 128万円 -255万円 128万円 1万円
9回目 256万円 -511万円 256万円 1万円
10回目 512万円 512万円 1万円

いくら連敗を重ねたとしても、1回の勝ちで「最初に賭けた金額分の利益」を得る事ができます。

そもそも、マーチンゲール手法というのは、バイナリーオプションで使われ始めたわけではなく、ルーレットやバカラなどの”ギャンブル”でもっとも古くから使われている、有名な手法です。

「勝てるまで資金を2倍にしていったら、絶対に勝てる!」という考え方を元にした手法ですが、それで、本当に勝てるのでしょうか??

一見すると、「魔法のような必勝法」に思えるかもしれませんが、実際にマーチンゲール手法をシミュレートしてみました‥。

バイナリーオプションにおけるマーチンゲールの法則を検証します。

マーチンゲール手法を検証

「バイナリーオプションでマーチンゲール手法、実際に使うとどうなるの??」

と疑問かもしれませんので、シミュレーションをおこない検証します。

マーチンゲール手法をすれば、一見すると簡単に資産を増やせるように見えるかもしれませんが、バイナリーオプションのマーチンゲール手法には実際には大きなリスクが伴います。

検証)バイナリーオプションでマーチンゲール

1000円スタート、マーチンゲール手法、ペイアウト率1.88倍の場合

回数 投資額 負けた場合の
損失合計
勝った場合の利益 損益の合計
1回目 1,000円 -1,000円 1,880円 880円
2回目 2,000円 -3,000円 3,760円 760円
3回目 4,000円 -7,000円 7,520円 520円
4回目 8,000円 -15,000円 15,040円 40円
5回目 16,000円 -31,000円 30,080円 -920円
6回目 32,000円 -63,000円 60,160円 -2,840円
7回目 64,000円 -127,000円 120,320円 -6,680円
8回目 128,000円 -255,000円 240,640円 -14,360円
9回目 256,000円 -511,000円 481,280円 -29,720円
10回目 512,000円 -1,023,000円 962,560円 -60,440円

この表を見れば分かると思うのですが、マーチンゲール手法で負けるたびに資金を2倍にしていったとしても、5回目には損益の合計はマイナスになります。

たった5回で、マイナスです…。

さらに、もし、10回目で勝利したとしても、最終的な損益はマイナス6万円。

「えっマーチンゲール手法ってマイナスになるの?」

と思われるかもしれません。

しかし、単純に掛け金を2倍にして投資していくマーチンゲール手法では、利益を得ることができないのです…。

たとえ、1回目でストレート勝ちしたとしても、得られる利益はたったの880円ですから、マーチンゲール手法がどれほどリスクのある手法であるかが一目瞭然だと思います。

さらに、11回目以降もマーチンゲール手法を継続したとすれば、下表のようになります。

例)バイナリーオプションでマーチンゲール

11回目以降もマーチンゲール手法を継続した場合

回数 掛け額 負けた場合の
損失合計
勝った場合の利益 損益の合計
11回目 102万円 -205万円 193万円 -12万円
12回目 205万円 -410万円 385万円 -24万円
13回目 410万円 -819万円 770万円 -49万円
14回目 819万円 -1,638万円 1,540万円 -98万円
15回目 1,638万円 -3,277万円 3,080万円 -197万円
16回目 3,277万円 -6,554万円 6,160万円 -393万円
17回目 6,554万円 -13,107万円 12,321万円 -786万円
18回目 13,107万円 -26,214万円 24,642万円 -1,573万円
19回目 26,214万円 -52,429万円 49,283万円 -3,146万円
20回目 52,429万円 -104,858万円 98,566万円 -6,291万円

バイナリーオプションの勝率は50%なので、20回連続で負ける確率は0.0001%以下ですが、仮に20回連続でマーチンゲール手法を実践するには15億円ほどの資産が必要になります。

しかも、もし、20回目のマーチンゲール手法で勝てた場合でも合計損益はマイナス6,291万円…。

 

バイナリ―オプションのマーチンゲール手法での勝率は?

マーチンゲール手法の勝率

バイナリ―オプションを勝率50%の取引と仮定すれば、マーチンゲールで2倍掛けのナンピンをくり返せば、理論上では勝率は限りなく100%に近づいていきます。

つまり、回数を重ねれば重ねるほど、負ける可能性は低くなります。

ただし、上述のとおり、たとえ勝てた場合でも5回目以降では損益の合計はマイナスとなります。

取引回数 勝率
1回目 50.0%
2回目 75.0%
3回目 87.5%
4回目 93.8%
5回目 96.9%
6回目 98.4%
7回目 99.2%
8回目 99.6%
9回目 99.8%
10回目 99.9%

上記のとおり、バイナリーオプションでもマーチンゲール手法を使えば、10回目で99.9%の勝率になります。

↓こちらはマーチンを繰り返したときのエビデンス画像

※つまり、逆に言えば1000回取引をすれば、1回は負けてしまう。という事です。

負けたらすべてを失うマーチンゲール手法…。

勝てている間は良いかもしれませんが、負けた瞬間にすべてを失う事になる危険な手法です。

 

マーチンゲール手法を使ったバイナリーオプション投資のやり方

以上のシミュレーションを見れば、マーチンゲール手法を使ったバイナリーオプション投資で「大失敗する理由」がわかると思います…。

ただし、条件を変更することで、バイナリーオプションでもマーチンゲール手法が成立する場合がありますので、やり方を解説します。

改良版のマーチンゲール手法を使うやり方

まずはバイナリーオプション大手業者ハイローオーストラリアに登録します。

ハイローオーストラリアのペイアウト倍率は1.88倍であるため、ペイアウト倍率に合わせてマーチンゲールの増額率を上げるのが、このやり方です。

ペイアウト倍率1.88倍の場合に必要なマーチンゲールの倍率を計算すると…、

約2.1364倍。

負けるたびに、掛け額を2.1364倍にしていく改良型のマーチンゲール手法であれば、ペイアウト倍率1.88倍のバイナリーオプションでもマーチンゲール手法が成立することがわかると思います。

実際にシミュレーションすると…、

例)改良マーチンゲール2.1364倍、ペイアウト倍率1.88倍の場合

回数 掛け額 負けた場合の
合計損失
勝った場合の利益 損益の合計
1回目 1,000円 -1,000円 1,880円 880円
2回目 2,136円 -3,136円 4,016円 880円
3回目 4,564円 -7,701円 8,581円 880円
4回目 9,751円 -17,452円 18,332円 880円
5回目 20,832円 -38,284円 39,164円 881円
6回目 44,505円 -82,789円 83,670円 881円
7回目 95,081円 -177,870円 178,753円 883円
8回目 203,132円 -381,002円 381,888円 886円
9回目 433,971円 -814,973円 815,865円 892円
10回目 927,135円 1,743,014円 906円

いくら連敗を重ねたとしても、1回の勝利で「約880円の利益」を得ることができます。

上記のとおり、負けるたびに資金を2.1364倍にする「改良版マーチンゲール手法」であれば、バイナリーオプションでも通用することがわかりました。

マーチンゲールの回数を限定するやり方

他のやり方として、マーチンゲール手法の連敗回数を制限する方法があります。

たとえば、マーチンゲールの連敗回数を3回までに限定した場合…、

例)バイナリーオプションでマーチンゲール

マーチンゲール回数を3回までに限定する場合

回数 投資額 負けた場合の
損失合計
勝った場合の
利益
損益の合計
1回目 1,000円 -1,000円 1,880円 880円
2回目 2,000円 -3,000円 3,760円 760円
3回目 4,000円 -7,000円 7,520円 520円

負けたら2倍にする通常のマーチンゲール手法でも、回数を3回までに限定すれば、そこまで大きなリスクを背負う必要がなくなりました。

ただし、このやり方で3回連続負けたとすれば損失-7000円を失うことになります。

この手法の使い道として…、

たとえば「①抵抗線での反発狙いで、エントリーのタイミングが早すぎた場合にマーチンゲール手法を使う」などの、連続してエントリーすることで優位性のある取引ルールであれば、手法として成立する事もあります。

バイナリーオプションでマーチンゲール手法は必勝法なのか?

 

マーチンゲールは必勝法?

基本的には、バイナリーオプションでマーチンゲール手法を使うことは「必勝法ではありません」が、根拠のある取引ルールで取引するのであれば、マーチンゲール手法が成立する場合もあります。

ただし、結論をいってしまえば、バイナリーオプションでマーチンゲール手法を使うのは辞めたほうがいいです。

マーチンゲールは使うべきではありません

マーチンゲール手法というのは、結局のところ「損失のリスクを極大化して、勝率を上げる」というやり方です。

負ける確率を下げる代わりに、連敗が続くと最終的にすべてを失うことになります。

「マーチンゲール手法で勝ち逃げすればOK」と思われるかもしれませんが、結局のところ、単発でエントリーした場合と最終的な期待値は変わりません。

たとえば、上述した改良版マーチンゲール手法(増額率2.1364倍)を例にとれば、10回目までマーチンゲールでエントリ―するのに必要な資金は合計174万円…、

それに対して、得られる利益は1回あたり約880円です。

「174万円」のリスクに対して「880円」の利益です。

単純計算で、1977勝×880円=174万円ですから、勝率99.95%以上で勝たなければ、統計的な優位性は生まれません。

合計1978回エントリーして、たった1回負けただけでも、全ての利益を失ってしまう大きなリスクがあるのです。

リスクとリターンは二律背反です。

マーチンゲール手法を使うと見かけ上の勝率が上がるため、投資で成功しているような錯覚をするかもしれませんが、マーチンゲール手法を使うことによる統計的な優位性はありません。

やるなら資金の何%で?

とは言っても、「どうしてもやりたい」ということであれば初回のエントリーとマーチンで3回エントリーする場合の総額を資金の10%に押さえれるのであればやっても良いです

資金30万円の場合

初回エントリー額とマーチン3回分に当てられる資金は10%の3万円

初回エントリー額は、マーチン1回目の額が初回の2倍、マーチン2回目は初回の4倍、マーチン3回目は初回の8倍となるためかけられる額を合計の15で割って

30000 ÷(1 + 2 + 4 + 8)= 2000

2000円となります

このルールを守れないのであれば、マーチンの回数を2回、1回に減らすか、マーチン自体を辞めて実直にトレードしていくかしかありません。

 

バイナリ―オプションのマーチンゲール手法で凍結される?

 

 

マーチンゲールで凍結?

バイナリ―オプションの口座凍結理由のひとつとして、よく言われるのが「マーチンゲール手法を使っていると凍結される。」という事です。

マーチンゲールで凍結されるのは本当か?

ネット上では「マーチンゲールを使っていたら口座が凍結された。」という話があります。

確かに、バイナリーオプションでマーチンゲール手法を使うことで口座を凍結されてしまう事もありますが、実はマーチンゲールが直接的な原因ではありません。

バイナリーオプションのマーチンゲール手法で口座凍結になる理由。

自動売買・サーバー負荷など

バイナリ―オプションで口座凍結になる原因は、マーチンゲール手法自体が問題なのではなく、マーチンゲール手法を採用した「自動売買ソフト」を利用していたり、マーチンゲール手法による高頻度な取引で「サーバー負荷」をかけている事が原因で、口座凍結の原因となります。

ですから、マーチンゲール手法自体が口座凍結の原因ではありませんが、「自動売買」「高頻度取引によるサーバー負荷」などの規約に違反することでバイナリーオプションの口座凍結となることがあります。

 

取引業者は凍結リスクが低いハイローオーストラリアを使いましょう

マーチンゲール手法に向いてる人と向いていない人

とは言え、マーチンゲール手法は古くから投資の世界で親しまれている歴史のある手法ですので、マーチンゲール手法に向いている人の特徴、向いていない人の特徴を紹介します。

マーチンゲールに向いている人

  • 大きなリスクを背負ってでもとにかく勝率をあげたい人
  • 資金的な余裕があり、コツコツと小さな勝ちを積み上げることができる人
  • 焦らずに高確率で勝てるポイントを待ってエントリーできる人

マーチンゲールに向いていない人

  • 資金的余裕が少なく、ごく少額しかエントリーできない人
  • エントリーのタイミングを待てずに、感情に流されてしまう人
  • 最初から投げやりな気持ちで投資と向き合っている人

マーチンゲール手法に限らず、論理ではなく感情でエントリーしてしまう人は、バイナリーオプションで利益をあげるのは難しいです。

逆に、マーチンゲール手法を使わずとも、過去のトレードの振り返り、チャートを分析して根拠のあるエントリーを実行できるタイプの人であれば、短期で大きな利益をあげることができるのが、バイナリーオプションの魅力です。

バイナリ―オプションのマーチンゲール手法:まとめ

まとめ

このページでは、「バイナリーオプションのマーチンゲール手法」について詳しく解説させていだたきましたが、いかがだったでしょうか??

バイナリ―オプションでマーチンゲール手法は「必勝法」ともいわれて、自動売買ソフトに組み込まれていることもありますが、冷静に検証すればリスクとリターンが見合わない危険な手法であることがわかります。

バイナリ―オプションで勝率を上げるには、マーチンゲールのようなナンピン型の手法に頼るよりも、為替チャートを分析するインジケーターやバイナリ―オプションで負けないための方法を学んだ方が良いですね。

▼参考:バイナリーオプションのインジケーターの使い方

▼参考:バイナリーオプションで失敗しないための方法

※よろしければご参考ください。

 

それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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